看護師として働く場合、数ある診療科の中から好きなところで働くことができます。
その際、どの科に入るかで迷うことがあったら、整形外科を選択するのも一つの手です。
整形外科では患者に対してギプス固定や直達牽引、介達牽引を行いますが、看護師はその介助に入るのが主な仕事になります。
看護師が整形外科で働くメリットは、人の生活をサポートするスキルを身につけられることです。
整形外科の患者はADL(日常生活動作)が低いので、看護師は入浴介助や排せつ介助、食事介助をする機会がよくあります。
整形外科で働く中で介護の仕事に興味を持ったのなら、これまでのキャリアを活かして介護施設やデイサービスに転職することも可能です。
患者の回復がわかりやすいことも、整形外科の看護師として働くメリットです。
整形外科では、患者の体に異常がないか、レントゲンで最初に調べることもよくあり、患者が通院する中、何度かレントゲン写真を撮影します。
このように、整形外科では形に残していくことで、患者が回復に向かっているのかを確認しやすいというメリットがあります。
また、歩行が困難だった患者がスムーズに歩けるようになる姿に立ち会えるなど、やりがいを肌で感じやすいという特徴もあります。
また、整形外科で働けば、最新の技術を学ぶことができます。
整形外科は、人工関節・義肢の技術やオペの術式など、他の科より最新技術を多く取り入れています。
医療技術に触れる機会が多い分、整形外科は看護師としてのレベルアップに適した診療科であると言えるでしょう。